猪突猛進

乙ゲの感想置き場

灰鷹のサイケデリカ 【感想】

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それは、破滅に隠された優しい愛の物語

 

<ストーリー>
鷹の一族、狼の一族と称される2つの勢力が均等する街に少女は感情が高ぶると赤くなる右眼を持って生まれてきた。
赤い眼はこの街では「魔女の証」であり禁忌の存在だった。少女は迫害を恐れ、男子として街外れの森にある朽ちかけた塔で自らを塔の主と名乗る隻眼の男と共に暮らしていた。
性別を隠しつつも、仲間に囲まれて楽しく穏やかな日々を送っていた少女だったが、ある日、街の教会から「カレイドヴィア」という不思議な宝物が盗まれる事件が起こる。
そなことをきっかけに少女はこの街に隠された「魔石」と自身の出生の秘密を知っていくことに....。
対立する一族の数奇な運命に翻弄される少女の選択は優しい希望か、傷だらけの絶望かーーーー。

 

<総評>
黒蝶のサイケデリカのFD~!ということですが、黒蝶のサイケデリカの続編ではなかった。いや、関連はしているし、黒蝶に出てきたキャラであろうキャラが出てきます。それは嬉しいし、まさにファンサービス!ありがとうございます!といってもまぁ今回の灰鷹のサイケデリカは黒蝶とはまた別のお話。簡単にまとめると、惜しいなぁというのが正直な感想。世界観とかキャラクターもみんな魅力的で、曲もOPは志方あきこさんでEDは島みやえい子さんとかもう豪華なのに、ラストがイマイチ締まらないというかもやもやして終わりました。結局魔女の証の赤い眼ってなんだったのーーーー!?!?ゲームに出てくる言い伝えみたいな話もよくわからなかったぞ!これも私の理解力が足らないだけなの!?それに、これははたして乙女ゲームと言えるのか...?と考えるとまたもやもやが止まらなくなるので、灰鷹のサイケデリカは「乙女ゲームの皮を被った何か」という結論にいたったので考えるのをやめます。あとあと!乙女ゲームというか完全にルーガスゲーなので、推しがルーガス以外だとただの地雷です!(笑)気をつけてください!文句ばかりでしたが、雰囲気は断然灰鷹の方が好きなんですよねぇ。あと言いたいことは、ラヴァンはジェドという女性を好きになって、レビはジェドという人間を好きになって、ルーガスはエアルといつ女性を好きなったということです!

 

<好きなキャラ順>
ルーガス>ラヴァン>ヒュー>レビ>塔の主

2番が少し迷いましたが、1番は迷いなくルーガス!

 

<キャラ別感想>

ジェド/エアル(cv田村睦心)

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選択する少女。
感情が高ぶると赤く色が変わる右眼、「魔女の証」を持つ少女。それを隠すため街はずれの森の中にある塔で男子として生活している。黒蝶もでしたが、灰鷹にもヒロインボイスありです。しかもなんと田村睦心さん!ヨルムンガンドのヨナ坊だぁ!きゃぴきゃぴ声じゃなくてハスキーな声で、ジェドの声にぴったりです。ジェドとエアルの声が違くて、エアルがかわいすぎて演技って凄いなって思いましたね。会話中でもジェドのグラフィックが出ていて、コロコロと表情が変わるのが見れてとても楽しかったです。紅百合ちゃんのも見たかったな(泣)某乙女ゲームのヒロインとは異なり、短髪だし、ハスキーボイスだし、ちゃんと男装してるところが高ポイント!(笑)比べちゃってごめんよ!あとは、心優しいだけではなくて人間くさいところがあるのもまた魅力的。ジェドのあの冷たい顔。ゾクゾクしました。でもちょっと物申したいことがあるのですが、君、他√なのにルーガスといちゃこらするのはやめて欲しいなって。ヒロインは一途であって欲しいなって。いや、わかるのよ。そもそもゲーム自体が最初からルーガス贔屓になってるけどさ、他√は一途であって欲しいじゃない??なんて思っちゃいました。

 

ラヴァン(cv日野聡)

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繋げ守る男。
狼の一族の次期当主。周りのことを思い行動するため、人々に慕われている。
欲望を心に持っていながら理性で押さえつけてる系男子です。なのに抑えきれていない(笑)幼馴染優しいお兄ちゃんポジションってだけでも萌え要素なのに、優しいお兄ちゃん属性持ちつつ1番がたいがいいし、武器マニアだし、怒らせてはいけない雰囲気かもし出してて最初ラヴァンにハートを持っていかれそうになりました......なのですが、なんかこう惜しいのてすよねー。ラヴァンだけではないのですがそれぞれに抱えるものがあるのですが、ラヴァンが1番もがいているように見えました。最後まで。なのでラヴァン√に入ってもジェドと恋愛といういよりは、葛藤がメインになっちゃってたなぁって。こんなにも萌え要素があるのに!!もったいない!もうちょっと報われても良かったんじゃないの!?(怒)ラヴァンエンドはもやもやしたぶん、狼兄弟エンド(BAD)のラヴァンは何もかもふっきれて(開き直って?)キラキラしてて好きでしたよ
文句ばかりでしたが、きっと誰よりもジェドのことが好きなのはラヴァンだと思います。素敵。

 

レビ(cv斉藤壮馬)

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断罪する男。
狼の一族当主の息子で、ラヴァンの弟。一言多いところがあるが兄を補佐する明るい青年。
やんちゃで元気っ子!なのに読書が好きとか萌。読書が好きとかなんとかのくだりで何か深い意味があるのかとかまえていましたが、特に何もなかった(笑)レビの本当に楽しそうに笑うと場がパッと明るくなるのでだいぶ救われてました。レビの存在って大きんだなぁ。ジェドへの態度が本当にジェドがかわいくってしょうがないんだろうなぁっていう構い方がかわいくて好き。ラヴァンの好きは重いけど(笑)レビの好きは純粋にジェドが好きだっ!って伝わっきます。ああかわいい。やんちゃで元気っ子なレビもやっぱり抱えるものがあるのですが、それを知った時の衝撃は彼が1番ですね。からのヒロインとの絡み。いやー、ジェドに惚れちまうのもわかります。ラヴァン同様レビエンドはこれはハッピーエンドなの?と疑問に思うレベルでしたが(ラヴァン程ではないですが)、レビは抱えるものに対して、それでも受け入れようという
姿勢が見られて好感を持ったというか、立派というか(泣)それにしても狼の一族は本当報われないなー。

 

塔の主(cv平川大輔)

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喪失した男。
主人公と塔に住む隻眼の守り人。記憶を失っている。
一応攻略対象とはなっていますが、完璧おまけです。しかも逃避エンドじゃないか!!ジェドの幸せじゃなくて、お前が逃げたいだけだろ!?(怒)それにジェドじゃなくて他に構わなくてはいけない人達がいるんじゃあないの!?(過激派)まぁ、記憶ないならしょうがないかもしれにいけどぉ...。特に塔の主に対しては思うことはそんなにないので、フランシスカ(ラヴァンとレジの母親であり狼の一族の当主)、旦那さんはさフランシスカのことちゃんと好きだったと思うよ。でも旦那さんはフランシスカは一族のために結婚したと気付いてたんじゃないかな。最初はそうだったかもしれないけど、フランシスカ自身も気づかないうちにどうしようもなく旦那さんを好きになってたんじゃないかなって。というのが無能班な私の解釈です。(話それた)

 

ルーガス(cv古川慎)

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追い求める男。
鷹の一族当主の息子。冷たい表情で威圧感があり、人を寄せ付けない。
はいはい、メインヒーローのルーガス様。本当にルーガス贔屓半端じゃないです。最初は冷酷でブリザードな方かと思いましたが、恋愛だとぐいぐいくるし、実は優しいし、方向音痴だしで萌えポイント急上昇さすがメインヒーロー様。まぁでもメインヒーロー様と言ってもハッピーるんるんというわけにもいかず...。ルーガスにはルーガスの抱えているものがあるんですよねぇ。でもルーガスはそれをちゃんと認めて受け入れてきちんと自分の足で立って前に進んでいけるそんな人。最高かよ。自立してる人って好き。ジェド(エアル)もルーガスの前だと完全に女の子だったと思いますし。だって兄弟たちとの態度があからさまにに違う(笑)灰鷹のサイケデリカで少女エンドだけがハッピーエンドとして唯一許しているエンドなのですが、もうそのときのルーガスが(泣)迎えに来てくれて見つけてくれてありがとう!好きーーーーー!!!って見事にハートを持っていかれました。やっぱりメインヒーロー。ルーガスゲーといっても過言ではない。

 

ヒュー(cv浪川大輔)

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旅を記す男。
どこからともなく主人公の前へ現れては消える謎の青年。
最初から最後まで謎な存在でした。私の理解が足りなかっただけだったのか?もう少し説明が欲しかったです!もやもやする!ヒューも塔の主同様ちょっぴりおまけ感が漂ってました。もったいない。ヒュー√でもそうですし、共通√であっ!今、ジェドに惚れただろ!?ってわかるシーンがあって萌えました(笑)しかもジェドは無自覚。そういうの好きなんですよねー。理由もわからずに好きになられるより、はっきりと、ヒロインに落とされる瞬間が見たい。ありがとうございました。ヒューも萌え要素があるのに出番少ないし!もっと優遇してくれても良かったじゃん!真相を明かしてくれてもよかったじゃん!